社会医療法人健康会 京都南病院・新京都南病院看護師募集サイト

島田麻樹

生まれてこられたのは看護師さんのおかげ

201510_2看護師は幼稚園の頃からの憧れです。私自身が双子で未熟児として生まれたので、よく母親から当時お世話をしてくれた看護師さんのことや、入院の様子を聞かされていました。あなたが今元気でいられるのも看護師さんや産婦人科の先生のおかげなんだよ、と。その話を聞いて、自分をこの世に送り出してくれた人たちに感謝の気持ちがわき、自分も逆の立場として働いて恩返しがしたいと感じました。仕事について詳しくは知りませんでしたが、看護師=人のために何かできる、そういう仕事がしたいという思いでした。小学校の卒業文集などを見ても全部看護婦さんと書いているんです…。20年働いていて壁にぶつかっても、自分がやりたかった看護師になれたという思いが心の支えになっているから、乗り越えて来られたのだと思いますね。

経験と体験が活きる仕事

以前は主任補佐として学生指導を担当していました。学生だったときの私にとって、指導者は何でも知っている偉大な存在。そんな役割を担うのは毎日が緊張でした。師長の助言で印象に残っているのが「患者さん、看護師、学生、どの立場に立つのかあなたは軸がない」ということ。看護師は出会いの多い仕事ですが、学生との出会いもその一部だと考え、最終的には学生がのびのび楽しく実習できて、自分たちと一緒になって患者さんを喜ばせられるように、というスタンスで学生指導に取り組んできました。私たちのように何十年も働いていると、マンネリの看護を提供していることも多いと思います。そこにフレッシュな看護学生が「こういう看護がしたいです」と新しい発想を持ち込んでくれると、こちらも新鮮な気分になりますね。自分も学生とともに成長でき、その学びの多さに、役職に就けて頂いたことに感謝しています。
また、病院では簡単に「患者さんの立場に立って判断しよう」と言うけれど、それは、実際にはとても難しいと思います。若いときは「患者さんの側に立って」と口にしていたけれど、振り返るとできていなかったなと、今の年齢になってから思います。年齢を重ねるにつれて、自分の人生の中で病気や医療と関わることが増えて考え方も大きく変わりましたし、経験して初めて患者さんの立場に立っていると胸張って言えるのかなと。この仕事は経験と体験がないとできない仕事ではないだろうかと思うようになりました。十代二十代の人が軽い看護をしているといった意味ではなく、私自身がすごくいい経験をさせてもらっていて、それが自分の看護の裏打ちになっていると感じています。

人との絆を大切に

201510_1今は来春から小学校に上がる双子の育児の真っ最中。仕事と育児との両立を優先しています。当院はサポートが充実しているので、パートになることもなく、仕事を辞めることもなく、夫婦とも看護師として働いています。南病院の院内保育は病児保育もあるので、子どもが風邪をひいたときでも安心して、休むことなく働けたのは大きかったですね。また現在勤めている病棟は子育て中のママさん看護師が多く、そういう意味でも協力関係ができている働きやすい環境なので、思いきり働かせてもらっています。
母親としては、子どもが壁にぶつかった時、だれよりサポートできる存在でありたいです。
そして、スタッフ間や職場の雰囲気は患者さんに伝わるので、仕事をする時は、常に楽しく笑って仕事をしていたいなと思っています。日々の人との関わりを大事に、ご家族との絆を大事にしていく看護師であり続けたいですね。
看護師は天職だと思っていますし、それを発揮させてもらえるのがこの病院。長く働けたら幸せだと思います。