社会医療法人健康会 京都南病院・新京都南病院看護師募集サイト

石田あつみ

なんとなくの興味から今の仕事へ

201601きっかけは…人のためにできる仕事があったらいいなと思ったことでしょうか。医療や看護師には元から興味があって、テレビで医療ドキュメンタリーやドラマをよく見ていました。中学・高校の時にはそれぞれ看護科のある高校と、看護学校の入学体験にも参加。高校で進路を悩んだ際に、興味があることをやってみたらと勧められ、確かに医療を実際に仕事にしたら楽しそうだな、くらいの気持ちで選びました。

だから看護学校に入ってからのギャップが大きかったです。科目の勉強など膨大な量で、でもそれがどう仕事につながるのかわからない。やるしかないからがむしゃらに頑張っていましたけれど…。実習で実際に患者さんと関わってから、こうしたら喜んでくださるんだ、いい顔してくれるんだ、とか、こうケアしたらもっといいのにな、とぼんやりわかるようになり、頑張ろうと思いなおせました。断片的な知識が、患者さんを前にしてつながっていくときに面白いなと思えるので、実際に働いてからのほうが楽しいです。

実習といえば、初めて受け持った患者さんが、私が働きだしてから探し出してくださり、「あの時はありがとうございました。症状が軽くなりました」と報告の手紙までくださったことがありました。学生一人の事を覚えていて下さったのだと思うととても嬉しかったです。

営業職を経て、外来の看護師に返り咲き

実際の看護師としての仕事は、楽しかったですがハードでした。看護師にはまた戻れるので、別の華やかな職業も経験したいと思い、3年でアパレルの営業に転職。接客など、やはり人に関わる仕事は好きなんです。数年後に子供ができ、子育てとの両立を考えると、やはり看護師だなと思い、家庭での時間を得やすい外来で働くことにしました。

外来の仕事のイメージは診察の介助くらいだったのですが、南病院では驚くほど仕事の幅が広く、診察介助から採血、胃カメラから眼科のオペ介助まであり、それらを週単位のシフトで交代しながら分担しています。覚えることが多く最初は大変でしたが、今は日々違うことができて楽しいですね。

外来は病棟と違って毎日いろんな患者さんに出会います。いつも患者さんと看護師が一緒にいる病棟と違って、月1回、週に1回の診察の方、そして初めて来られる患者さんばかり。外来ではその場の即座の判断が大切だなと思います。言葉かけ一つで患者さんの表情が変わり、今こう声掛けできてよかったなと思えたときにやりがいを感じますね。接客をしていた時から気を付けていたこともあって、相手をよく見て、その人にあった対応や気配りをし、できるだけ相手の気持ちを引き出そうというのは常に心がけています。

状況を把握し、的確に判断できる外来看護師に

201601_1検査や処置など、より技術を極めていくのはもちろん、状況判断が素早くできるようになりたいですね。最近外来のリーダーも任せてもらえるようになったのですが、どの診察室にどんな状態の患者さんがいるのか、入院しそうな方はいるのか、それらを全部リーダーが吸収把握しておかないと、この患者さんにはこう対応しよう、という指示ができないんですね。自分の持ち場の仕事をやりつつ、周囲の状況も見つつ、的確に看護師を采配すること。それをもっとスムーズにできるようになりたいですね。どこかが欠けていたらすぐには入院できなくなるし、早くやるべき検査をやっていなかったなどの不手際も患者さんに負担をかけてしまいます。自分の仕事だけをやっているのではだめで、自分から周りを見て察し行動する力が必要な部署だと思います。

外来の仕事ってすごく細かいんですよ。初めてくる患者さんも多いので検査の説明も毎回しなくてはいけませんし、知識もたくさん必要になります。

忙しいですが、限られた時間の中でしっかり働き、プライベートの時間も確保・両立できて、今すごく充実しているなと思います。