社会医療法人健康会 京都南病院・新京都南病院看護師募集サイト

三輪みどり

患者さんとの出会い一つ一つが成長の場

miwa現在、看護師を初めて三年目で、今ではプリセプターとして後輩の相談役になるようにもなりました。もともとはデイケアの仕事をしていたのですが、三姉妹の姉と妹が看護師であったことに影響を受け、とにかく看護学校の試験を受けてみることに。運良く合格することができ、現在に至っています。
私自身、自ら進んで次々と仕事をこなしていけるタイプではないので、先輩方が熱心な指導をして下さるおかげで、自身の成長につながっていると感じています。また、私が勤務している病棟では、急性期の方から、慢性期の方まで、色々な方がいらっしゃるので、患者さん一人ひとりとの出会いが、日々勉強となる環境であります。

小さな変化に気づく大切さ

私が看護学生の時の実習期間中、印象に残っている患者さんに、このような方がいらっしゃいました。そのときは、眼科の患者さんを担当させていただいていたのですが、ある日血圧を測定すると、どうも数値が低い。そのことを報告し、外来にその患者さんと診察に受けに行くと、なんとペースメーカーを埋め込む手術をすることになったのです。その患者さんはご自身の仕事のことを気にしておられ、手術をすることにもあまり前向きでなかったのですが、そんなに大きな手術にはならないことなどを伝え、お話をしているうちに、手術を受ける決断をされました。
しばらくたってから、私は自身の実習が続いていたのですが、その実習も終わりを迎えようとしていた頃、手術を終えたその患者さんが、私のところに「ありがとう」と、元気に歩かれて声をかけに来てくれました。小さな変化に気づくことで、患者さんをこんなにも元気にできるのだと気づくことができた貴重な経験でした。

退院後の生活も見据えた看護

77777先ほども述べたのですが、私の病棟では本当に様々な患者さんと出会うことができます。以前、本当に驚いたのは、脳梗塞を患い、レベルも相当悪く、寝たきりになるかと思われた患者さんの回復されていく姿でした。リハビリの末、会話も少しずつできるようになり、車椅子での移動も行えるまでに回復され、退院されていきました。
ここまで長い期間、しっかりと患者さんが回復されていく姿を見届けることができたのは初めての経験だったので、退院されていく姿を見送る際は、たいへん嬉しかったです。今はまだまだ力不足で出来ていませんが、これから先、患者さんの退院後の生活も見据えた看護の仕方を身につけていきたいと思っています。